財務コンサルティングBLOG

日経新聞 朝刊

金融行政 | 2015年9月29日

財務コンサルタントの城戸です。

今日の日経朝刊は
「ゆうちょ銀行が中小企業向け投資ファンドへ出資!」
という記事が一面を飾ってました。

(さすがに福山雅治の結婚報道ではなかった(笑))

記事の内容は
金融庁が投資を解禁したこと
地銀連合が、ゆうちょ銀行と連携に前向きであることを
重要視した内容でした。

(出所:日本経済新聞)

あくまでも私見ですが、

金融行政サイドからみれば
地域金融機関の再編を視野に入れ
巨大な金融機関を地域金融に投入し、
淘汰の波を起こしたのかな~?

また、地域金融機関サイドから見ると
とてもじゃないが、金利引下げ合戦のような体力勝負はできないし
ならば企業融資のノウハウのないゆうちょ銀行とは
今のうちに仲良くしておく方が
将来の再編時に得になるかも?

等と感じました。

いずれにせよ、中小企業にとっては
「リスクマネー」活用のチャンスが広がったことになります。

銀行からの資金調達は
「安全確実に返済する」ことが前提です。

新規事業や研究開発、
農業分野の資金調達等
チャレンジには向いていない場合があります。

したがって、日本のような失敗が許されない事業環境下では
資本力の大きな企業でしかチャレンジ出来ないケースが多いのも事実。

「無謀」は論外ですが
資本力の小さな中小企業でも
社会に貢献できるチャレンジをどんどんできる
そんな環境が日本の経済を強くします。

「無謀」と「チャレンジ」の違いを
Coolに見極めるスキルを高めていきましょう!

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