地方銀行との取引
財務コンサルタントの城戸です。 地方銀行と取引されている企業様は多いのではないでしょうか。 フットワークは良いし、 地域の事を良く知っているし 担当者が転勤しても 昇進して支店長になって帰ってきたり。…
財務コンサルタントの城戸です。
今日の日経新聞に
「商工中金」の小さな記事が掲載されていました。
正式名は、「株式会社 商工組合中央金庫」といい、
国内104、海外3店舗をもつ金融機関です。
政府が約46%の株式を保有する
「半官半民」の金融機関で、
中小・中堅企業の資金繰りを安定させるための政策に基づいた
融資を行います。
例えば、バブル崩壊後に
民間銀行が融資をし難い状況下や、
震災で業績に影響を受けた企業に、比
較的低利の融資を行ったりします。
戦後からの高度経済成長期にかけては、
限りあるお金は大企業向けに優先して融資されました。
中小企業は銀行融資を受けにくい状況でした。
そんな時代があったなんて、想像できませんよね〜。
住宅ローンなんて全く考えられなかった時代と聞いています。
中小企業は、業界で組合を組織しお金を出し合い、
互いに融通し合うことで資金繰りの安定を図りました。
と言っても限りがあります。
そこでその組合向けに融資を行う金融機関として
商工中金が設立されました。
商工中金⇒組合⇒組合に属する中小企業 (⇒は融資の流れ)
という融資形態です。
商工組合中央金庫法という法律に基づいた金融機関ですが、
その法律も改定され、
今や民間銀行と同じように直接中小企業に融資をできるようになりました。
融資対象は、中堅・中小企業及び個人事業主です。
イメージで言うと、創業時の融資は日本政策金融公庫、
企業の成長期や震災等の外的要因によるピンチの時に
融資するのが商工中金といった具合です。
その設立趣旨から、企業のメインバンクとはならず、
民間銀行が融資しづらい状況下で企業をサポートする銀行、
つまりサブ取引以下の銀行となります。
最近は、政府が商工中金の完全民営化を視野に入れ始めていることから、
民間銀行のように積極的営業の姿勢も見られるようになりました。
比較的低利な融資を受けられることから、
資金需要が旺盛な企業は商工中金との取引を
検討されることをおすすめします。
企業が何らかの組合に加入していることが条件となります。