いろんな金融機関〜商工中金〜
財務コンサルタントの城戸です。 今日の日経新聞に 「商工中金」の小さな記事が掲載されていました。 正式名は、「株式会社 商工組合中央金庫」といい、 国内104、海外3店舗をもつ金融機関です。 政府が約…
財務コンサルタントの城戸です。
5/26 /27 日経新聞朝刊 経済面に
地方銀行再編の特集記事が掲載されていました。
概要は
①資産10兆円を超えるグループ再編が加速している
②統合の種類は ⑴システム連携型 ⑵業務協力型 ⑶地域密着型
の3種類ある
というものです。
以前も書きましたが、
金融庁の指導や人口減、企業のグローバル化に伴い
地方銀行は生き残りをかけて再編を進めています。
その目標値や、統合の相手先を見つける基準が記事で紹介されています。
なるほど!と思ったのは、統合の種類の
⑴システム連携型です。
⑵業務の進め方、方向性が似ている
⑶地域が重なっている
であれば、統合して売上を拡大し、
重なる人員、店舗を統廃合して経費を削減することは予想されます。
一方、銀行は今や装置産業と言っても過言ではなく
ATMやネットバンキング、店舗と本店を結ぶシステム無しでは
成り立ちません。
これを軽視すると
システム障害を起こし、振込処理が出来ない等のトラブルに繋がります。
みずほ銀行のトラブルは記憶に新しいところでしょう。
⑴システム連携型の統合は、業務IT化の結果によるものですね。
さて、経営者様がお取引されている地方銀行の動向は如何でしょうか?
担当者や役席に他行との再編の可能性をお聞きになっても
知らされていないことと思います。
ポイントは
メガバンクの資本が入っているのか、独立系か?
独立系の場合、資産金額は10兆円を超えているか?
というところでしょうか?
銀行は統合の前に、
取引を継続するお客様か、縮小するお客様かを
します。
業績が思わしくなく、回復する見込みがないお客様は
統合を機会に取引を縮小するのす。
再編の可能性があるのであれば、要注意!
業績回復の道筋を説明しておくことが肝要です。