決算説明に行くべし! ③
財務コンサルタントの城戸です。 決算説明に行く際に携行するダイジェスト版について 書いていきます。 ①決算期の業界の様子、企業が取り組んだ事項 まずは業界の様子。 ポイントは「取引先の業界の様子」です…
財務コンサルタントの城戸です。
下記の表をダイジェスト版に盛り込みます。
銀行借入内訳
(単位:千円)
銀行/支店 | 短期借入 | 長期借入 | 合計 | シェア | ||
金額 | 資金使途 | 金額 | 資金使途 | |||
甲銀行/A支店 | 20,000 | 納税 | 30,000 | 工場増築 | 50,000 | 50% |
乙銀行/B支店 | 0 | 20,000 | 運転 | 20,000 | 20% | |
丙銀行/C支店 | 30,000 | 運転 | 0 | 30,000 | 30% |
上記の表のポイントは、
シェアの確認と
長期借入金をどこの銀行が対応しているか
になります。
シェアの確認には
2つの目的があります。
一つ目は、銀行は、他行に融資シェアで負けたくない!
商売のチャンスを他行に奪われたくないのです。
二つ目は、その反面他行もちゃんと応援しているのか?
というリスク管理です。
乙銀行・丙銀行は、甲銀行の貸出状況を確認します。
甲銀行の貸出金残高が急激に減少していると
「何らかの理由で貸出金回収方針に変化したのでは?」
と疑うのです。
融資金額が大きいと
経営者とのコンタクトが多い分
融資先の情報が入り易くなります。
リスクが大きくなっている(=顕著な業績悪化が見られる)
とわかれば、貸出金を回収しなければなりません。
その融資方針を貸出残高で確認するわけです。
長期借入金の対応についても
銀行の融資方針を測ることができます。
「なが~いお付き合い!」
というCMがありますが、
業績の良い企業とは、長く付き合うことで
色んな融資のチャンスを見込めます。
「ゆっくり返済してください」となり長期借入金の残高が増えます。
反対に業績が悪化したり、
新規の取引で融資先企業のことが良く理解できていない場合
短期借入金で対応して
返済状況等を観察しながら様子をみることがあります。
ダイジェスト版には
「各行とも変わらず前向きな融資対応をしてくれている」
というコメントを忘れずに!