融資審査 ③ 創業編 その2
財務コンサルタントの城戸です。 前回、日本政策金融公庫への創業資金の借入について書きました。 申込書等必要書類はこのアドレスで取得できます。 https://www.jfc.go.jp/n/servi…
財務コンサルタントの城戸です。
販売先は経営者様をどのようなポイントで見ているでしょうか?
「良い商品を作るな〜」「アイデアが豊富やな〜」
仕入先はどうでしょう?
「きっちり納期を守って、確かな品質の商品を納品してくれる」「絶対に支払いは遅れない」
それぞれの立場で、それぞれのポイントがあります。
銀行には経営者を見る独自のポイントがあります。
上席が若手銀行員を指導する時に「自分の金を貸すつもりで融資を検討しなさい!お前なら、あの社長には貸すか?」という場面がよくあります。
融資するに値する信用のおける人物かどうかしっかり見なさいということです。信用というのは、ただ人が良い、性格が良いというのでははなく、「商売において」良好な人物か です。
自分のやっている商売が儲かっているのかどうかも知らないなんて論外。アポイントの時間にたった1分でも遅れることも避けた方が良いでしょう。時間をコントロールできない=ビジネス、お金をコントロールできないと見られてしまいます。
具体的なポイントは、
①商売熱心か?
商売そっちのけで、業界の名誉職等に現を抜かしていないか?現場に足を運んでいるか?
②約束を守るか?
待ち合わせ時間に遅れないか?依頼事項に対して真摯に応えているか?
③計数管理能力
業績数字を把握してるか?経理任せになっていないか?今期、来期、5年先程度の業績推移をイメージできているか?利益(=儲け)だけでなく、資産・負債の状況を把握しているか?
④健康
健康に不安はないか?顔色、目力。健康的な生活をおくっているか?
⑤後継者
ワンマン経営者か?社長がもしもの時は誰が経営を引き継ぐか?家族関係は良好か?後継者と従業員の関係は良好か?
⑥趣味
趣味にかかる費用は分相応か?
ビジネスマンにとって当たり前のことですから難しいことではありません。ただ、経営者の場合、周りから注意されることが少なくなり、知らず知らずのうちにルーズになってしまうことがあります。
生活がルーズだと、融資したお金、商売に使うお金の管理がルーズとなり、結果「安全確実に返済されないのではないか?」と心配するわけです。
「安全確実に返済されるか?」と判断するために、審査があります。沢山の審査項目がありますが、「経営者を見る」は審査の第一歩といえます。