決算説明に行くべし! ②
財務コンサルタントの城戸です。 決算説明に行くにあたって、 決算書の中身を解説するダイジェスト版を 準備しましょう。 決算説明ダイジェスト版には下記の内容を盛り込みます ①…
財務コンサルタントの城戸です。
銀行は
使うべきところにしっかり使って
売上や生産に貢献しているかを見ます。
特に人件費。
経営者はいざという時に備えて
しっかり給料を取っているか?
一人当たり平均の従業員給与
(給与÷従業員数)は
世間標準であるか?
あとは、
交際費は非課税枠を大きく超えていないか?
業績に見合わない高い家賃を支払っていないか?
福利厚生費は常識の範囲内か?
等々。
前期比が大きく変化した勘定科目については
コメントが必要です。
決して放漫経営となっていないことを伝えます。
一方、赤字や、返済猶予を受けている企業は
経費の削減努力を示すことが大切になります。
経営者はもちろん、人件費の削減や
交際費、家賃、諸会費等
可能な範囲で削減している実情を伝えます。
銀行にお金の使い方を
どうこう言われるのは面白くないのですが
借入金を返済できない状況では
ぐっと我慢が必要です。
営業外損益は
借入金額のによる支払利息の増減が、
特別損益は
資産の売却や除却(=捨てる)が
主要因でしょうか。
借入金の大きな変化、
特に増加した場合は
赤字資金の借り入れでないことを
示すことが大切です。
資産の売却、除却は
資金繰りがつかない結果
やむなく資産を売却して資金を確保した
となっていないかを示します。