決算説明に行くべし! ②
財務コンサルタントの城戸です。 決算説明に行くにあたって、 決算書の中身を解説するダイジェスト版を 準備しましょう。 決算説明ダイジェスト版には下記の内容を盛り込みます ①…
財務コンサルタントの城戸です。
3月を目の前に、
決算の準備に入る経営者様もおられるのではないでしょうか。
決算書が出来上がり、
納税するのは5月末(延長の申請をしていない場合)となりますが
6月には融資を受けている銀行に
積極的に決算説明に出向かれることをお勧めします。
「業績が悪いならともかく、
わざわざ銀行に根掘り葉掘り聞かれえるのは嫌だな〜」
思われるかもしれません。
銀行が根掘り葉掘り聞くのは、
融資先を良く知り
①リスクを抑えたいから
②融資のチャンスを探りたいから
③上席からの質問に「知りません」と言えないから
です。
企業側から、銀行の知りたい情報を積極的に開示して
「情報の非対称」を解消することは、
銀行員が感じている「知らないことによる恐怖」を取り除き、
前向きな稟議書作成のお手伝いとなります。
上場企業が株主に行う
「IR」と同じ意味を持ちます。
IRをググってみますと
「企業が投資家に向けて経営状況や財務状況、業績動向に関する情報を発信する活動をいう。日本では「投資家向け広報」とも訳される」
(ウィキペディア)とあります。
中小企業の場合、
投資家は経営者様やそのご家族が多く
その出資はそう大きくはありません。
一番多くの資金を出している(=融資している)銀行に
IRを行うのは当然かと思うのです。
私の知る企業では
仕入先への決算説明を行っている経営者様もおられます。
安心して商品を売ってください!
という想いを込めて行うそうです。
次回から、決算説明の中身を書いていこうと思います。