間違いだらけの銀行選び⁉
財務コンサルタントの城戸です。 御社はどんな銀行と取引をされていますか? 私は、企業の現在の規模、将来像、業種、地域等によって 取引する銀行を戦略的に選ぶことをお勧めしています。 銀行取引は洋服選びと…
財務コンサルタントの城戸です。
今日の新聞で平成26年4月〜12月の業績が発表されていました。
「大手5行の2014年4月〜12月の決算(第三四半期を終えた)では
連結純利益は総額で昨年比5%増の2兆4501億円となった。
国債など市場取引によるもうけ、海外事業の拡大で
国内融資の利ザヤ縮小を補った」
とあります。
銀行ばかり儲けやがって!とは思いません。
この記事で私が引っかかるのは、
国内融資で儲けられていないという部分です。
要因は2つ。
①超低金利政策により利ザヤを確保できない環境にある
利ザヤをごく簡単に説明しますと
利ザヤ=融資金利-調達金利となります。
調達金利(=仕入の金利)は金融機関によって様々です。
普通預金、定期預金の金利、市場から直接調達する金利。
いずれも、超低金利政策の下1%を切っています。
融資金利は、その仕入金利をベースにしますから、
優良な企業では1%を切りますし、
通常の企業でも2%〜3%といったところでしょうか。
個人向けの住宅ローンでは
金利の引き下げ合戦が展開され、1%〜2%でとなっています。
結果、利ザヤは、1%以下〜2%程度となってしまいます。
バブルのころは、4%〜6%くらいは確保していたように思います。
②国内融資残高が伸びない
「審査」でも書きましたが、
銀行は安全確実に返済いただける企業にしか融資できません。
大企業は市場から資金を調達しますし、
高業績な中小企業の数は限られています。
一説には、334万社ある中小企業のうち、
黒字企業は2割程度とも言われています。
融資できる企業が少ないのですね。
利息収入=融資残高×利ザヤですから、
銀行は国内融資では稼げないということになるわけです。
メガ銀行の国内収益のうち
国債の運用で約半分を稼いでいると
銀行員さんから聞いたことがあります。
国内がこんな状況ですから
海外で稼ぐしかない!と
30歳以下の銀行員さんは英会話教室へ通うことが
義務付けられているとか。
利ザヤについてはどうしようもありませんが、
融資先がないと言われるのは、悔しい!
私のミッションは、
この天下の台所で
「キラリと光る中小企業が、ここにあるぞ!」
と叫び続けることです!