財務コンサルティングBLOG

大手行、純利益2.4兆円!

つぶやき | 2015年2月4日

財務コンサルタントの城戸です。

今日の新聞で平成26年4月〜12月の業績が発表されていました。

「大手5行の2014年4月〜12月の決算(第三四半期を終えた)では
連結純利益は総額で昨年比5%増の2兆4501億円となった。
国債など市場取引によるもうけ、海外事業の拡大で
国内融資の利ザヤ縮小を補った」

とあります。

銀行ばかり儲けやがって!とは思いません。

この記事で私が引っかかるのは、
国内融資で儲けられていないという部分です。

要因は2つ。

①超低金利政策により利ザヤを確保できない環境にある

利ザヤをごく簡単に説明しますと
利ザヤ=融資金利-調達金利となります。

調達金利(=仕入の金利)は金融機関によって様々です。

普通預金、定期預金の金利、市場から直接調達する金利。

いずれも、超低金利政策の下1%を切っています。

融資金利は、その仕入金利をベースにしますから、
優良な企業では1%を切りますし、
通常の企業でも2%〜3%といったところでしょうか。

個人向けの住宅ローンでは
金利の引き下げ合戦が展開され、1%〜2%でとなっています。

結果、利ザヤは、1%以下〜2%程度となってしまいます。
バブルのころは、4%〜6%くらいは確保していたように思います。

②国内融資残高が伸びない

「審査」でも書きましたが、
銀行は安全確実に返済いただける企業にしか融資できません。
大企業は市場から資金を調達しますし、
高業績な中小企業の数は限られています。

一説には、334万社ある中小企業のうち、
黒字企業は2割程度とも言われています。
融資できる企業が少ないのですね。

利息収入=融資残高×利ザヤですから、
銀行は国内融資では稼げないということになるわけです。

メガ銀行の国内収益のうち
国債の運用で約半分を稼いでいると
銀行員さんから聞いたことがあります。

国内がこんな状況ですから
海外で稼ぐしかない!と
30歳以下の銀行員さんは英会話教室へ通うことが
義務付けられているとか。

利ザヤについてはどうしようもありませんが、
融資先がないと言われるのは、悔しい!

私のミッションは、
この天下の台所で
「キラリと光る中小企業が、ここにあるぞ!」
と叫び続けることです!

 

 

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